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「 げ っ ぷ の う た / ね ん ね の 森 」
樹脂版で空押ししたものに、活字でタイトルを手押し。
ふたつの物語が入っています。
これも、初めての個展で発表した絵本のひとつ。
数量限定で、表紙は手漉きの和紙造形、上製本の製本で販売しました。
小さなお子さんに片手で読み聴かせられるように、軽くて簡易なこのかたちにリニューアル。
息子が赤ちゃんのころ、眠るときげっぷを出させるとき、くちずさんでいた歌。
赤ちゃんを抱いてゆらゆらとゆれ、小さなせなかをぽんぽんとたたいているだけで、
私の口からポロポロと歌のようなものがこぼれおちるのを不思議なきもちで味わっていました。
赤ちゃんが持っている不思議なちから。
それはお母さんの中にある、固くて開けにくいひきだしをするり、するりと開けてしまうちからなのではないかと思います。
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