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「 ね こ の 国 」
ねこと暮らすと、その魅力のあまり猫中毒になります。
ねこを看取ると、猫の国なるものが存在すると信じるようになります。
ちょっとこじらせ気味ではあるものの、しごくまっとうにねことのくらしを描きました。
ねこ愛だだもれのしかけ、気がついていただけますように。
あとがきより
かきいだき、頬をよせてしまう。
ふんふん、と匂いをかいでしまう。
顔をうずめてしまう。
しっとりとあたたかく、やわらかくうけいれる(時には制裁をうける)。
私は蚤のうまれかわりかもしれない、と思う。
でも今はヒトなので、ごろろと鳴るお腹の音や、ぬくもりにほっとし、
腕の中のこの小さな生き物を全力で守りたい、と思う。
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